- その5 -
矛盾。
目の前に広がる荒野。
道は「切り開かれる」ものではない。
道は自ら「切り開く」ものである。
他人を信じるように自分を信じられるように。
自分を信じるように他人を信じられるように。
この先にあるものに対して不安を感じながらも。
だが、人は進まなければならない。
他力にすがることなかれ。
自らの足で進んでこそ、もっとも大きなものが得られるのだから。
なんとかなるさ。
今の自分とは、まさにこれまでの人生の積み重ねそのものである。
結果にはすべて理由がある。それが見えるかどうかは別にしても。